先日、はじめて飛行機の非常口近辺に座りました。

 ここはなんでもスチュワーデスと向かい合って座れるので、男性にとっては人気のエリアとか。 しかし、女性にとっても足下は広々、キレイなスチュワーデスは話しかけてくれるし、なかなかいいかんじ。なんといっても、あの狭いエコノミー席ですから、全然疲労度が違います。 いつもならエコノミークラス症候群が心配になる位、だるくなってしまうのに、その時は全然足がだるくなりませんでした。

 しかし、うまい話には必ず落とし穴があります。この席に座る人々には重大な任務が課せられるのです。 なんと、緊急脱出時、乗客全員の避難をサポートしなくてはならないのです。 そう、まるで学級委員のように。

  なになに?
■乗務員が非常口を完全に解放するまでの間、他のお客さまを制止すること
■脱出シュート下において後から降下する他のお客さまを援助すること
■「遠くに逃げて」のように、速やかに機体から離れて避難するよう声をかけること

 つまり・・・『他のお客さまを制止して、脱出シート下に先に下りて、遠くへ逃げて!と叫ぶ』だと?!

 はたして小心者は、機体が揺れるたびに、目の前にスチュワーデスと協力してこの重い任務が果 たせるのかと、ドキドキするのでした。